理事長からのメッセージ

理事長メッセージ

理事長 西村 清

千葉黎明高等学校は生徒たちの将来の可能性に向かって
挑戦し、創立100周年へ!!

本校は、大正12年(1923年)に当時29歳の西村繁が(現在では人口6万人7千人を数える)八街の地に私財を投じて、北総地域の中心産業である農業を近代化するために、それを担う農業の師弟教育を行う目的で創立されました。創立者は、『家庭的な雰囲気の中で、共に汗を流し、共に苦しみ、共に学ぶ』という「師弟同行」の精神のもと率先垂範して指導にあたり、課外活動では創立後直ぐにブラスバンド(日本で最初のスクールバンドと言われています)を編成し、自ら指揮指導を行い文武両道の具現化を図りました。以来、黎明高校は進学を重視する地域密着・貢献型の伝統校として、輝かしき100周年を迎えました。そして、これからも北総を基盤として地域の皆さんと一緒に歩んでいきたいと考えています。

本校はこのような伝統を踏まえ、「文武両道」と「師弟同行」を建学の精神としています。「文武両道」とは、勉強に加えて部活動や、生徒会活動等の課外活動に積極的に参加することで、「文芸」から来る深遠なる教養、「武芸」から来る颯爽たる躾の良さを学ぶことを目指します。「師弟同行」とは、生徒と先生が共に汗を流し、共に感動し、共に育むことで、共に学びあい、人として互いに信頼できる関係づくりを目標としています。

校舎施設及び学習環境では、管理棟及び教室棟施設の改修、体育館施設改修及び冷暖房設備の設置、全棟Wi-Fi環境の整備、生徒の学習環境の充実を図る「RLM棟」が竣工、安全と快適さを考えた総天然芝グラウンドの設置、通学面では佐倉方面からのスクールバスの運行が開始されました。(詳細は裏表紙参照)。また、本校は学校衛生に特に力を入れて取り組んでおり、数年前のコロナ禍ではクラスター(集団)感染予防の観点から「密閉」「密集」「密接」の3つの密を避けた対応(休校や分散登校)、授業(登校時のサーモグラフィーによる体温測定等)、学校行事(卒業式・入学式・文芸発表会・クラス対抗団体競技大会)や(詳細はP10参照)希望する生徒や教職員に積極的なワクチン接種の場を提供する等、安全な環境づくりを進めて参りました。さらに、自宅学習にも対応したChromebook(昨年より新入生に配付)による教材配信や健康調査、Zoomによるオンライン授業の展開など、新しい生活様式に対応したICT教育の実践がなされています。

学習面では、約9割の生徒が進学を希望し、東京工業大、東北大、北海道大、東京学芸大、筑波大、金沢大、千葉大、埼玉大、山形大、弘前大、鳥取大、室蘭工業大、防衛大学校、千葉県立保健医療大などの国公立等大学や早稲田大、慶應義塾大、上智大、東京理科大、学習院大、明治大、立教大、法政大、中央大、津田塾大、東京女子大、日本女子大、共立女子大、聖心女子大をはじめとする首都圏主要大学に現役合格しています。また、2017年からは本年の高大接続改革に向けた黎明ラーニングメソッド(詳細はP7参照)を始動させました。これは「確かな学力」を養成する平日のカリキュラムと大手予備校講師や大学教授も担当する「進路に応じた多様な特別講座」、「柔軟な展開が可能な土曜日の活用」を柱としたもので、さらなる進学結果の向上を目指します。

また、昨年度より慶應義塾大学講師・本学園理事の𠮷田英雄が校長として新たに就任し、学校力(組織力・環境力)の向上を目指す中で、黎明100周年『R100』を迎え本校は進化し続けています。

あなたも、四季折々の花々に彩られた広大なキャンパスで、私達と一緒になって自分を再発見し、自分の可能性を伸ばしてみましょう。

※ ICT(Information and Communication Technology):情報通信技術

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