今月の推薦図書

おじいちゃん日本のことを教えて

今、日本は欧米の価値観、そして中国と韓国の“反日教育”や“嫌日思想”に振り回されるだけで“日本人らしさ”を見失っているのではないでしょうか。“お・も・て・な・し”が精一杯の自己主張であるのが今の日本なのでしょうか。そして、日本には自慢できるものがそれだけしかないのでしょうか?これは戦後、日本の子供達に正確な歴史教育をすることを怠ってきたのが原因だといえるでしょう。今や、日本の若者のほとんどが日本の近代史・現代史を知らないのが実態です。果たして、君達の何人がこのことに真正面から反論できるでしょうか?本当に日本は、日清・日露戦争以来、他国への侵略戦争をし続けてきた国なのでしょうか?日本を無批判に弁護するつもりは全くありません。ただ、どちら側にも偏らない中立の立場で、子供達には正確な歴史を教えるべきだと考えているだけです。若者達が自分の力で判断できる情報を与えない事の方が不公平なのです。当時の日本に対する見解は、アジア諸国で様々に異なります。というより、上記二ヶ国とは正反対の見解をもつアジア諸国の方が多いのです。不思議なのは、そのことすら隠しているのが日本のマスコミ界や学校教育界といっても過言ではないことです。皆さんは是非、結論を押し付けられるのではなく、判断情報を沢山蓄えて下さい。この中條高徳著「おじいちゃん日本のこと教えて」は、その為に一読の価値ある本だと思います。

出版社致知出版社