今月の推薦図書

記憶障害の花嫁

新しい年が始まりました。気持ちも新たにたくさんの事を学び、吸収する一年にしてください。私が今月お薦めする本は北海道放送報道部取材班著『記憶障害の花嫁』です。この本の主人公である萩田つかささんは高校二年生の時に交通事故に遭い、左半身マヒと記憶障害を負ってしまいます。昨日勉強した事、友達と話した事、覚えていて当たり前と思ってしまう事も、つかささんは記憶しておくことができません。しかし、つかささんはそういった障害を物ともせず、自身の夢を叶える為に大学へ進学し、自立した一人の女性として生きていきます。私はこの本を通してつかささんの生き方に触れ、自分はこれまで何と怠けた生き方をしていたのだろうと恥ずかしくなりました。皆さんは今乗り越えられないと思っている事はありますか?もしかしたらそれは、あとほんの少しの努力で乗り越えられるかもしれません。この本を通して、何事も諦めてはいけないという事、努力次第で変えられる事があるという事を知ってください。

 

出版社小学館