今月の推薦図書

南三陸日記

今月のおすすめ本は『南三陸日記』(三浦英之著 朝日新聞出版)です。黎明高校は被災地訪問を含む、東北地方の修学旅行を三年続けました。教職員の過半も同行し、東北地方独特の文化や歴史、そして被災地の復旧と復興ぶりを体験したことと思います。それは千葉県も東日本大震災の被災県であり、復旧復興の実行委員となる世代(つまり高校生)の大事な学習であると考えるからであります。さて三回の東北地方被災地訪問ですべてのクラスで共通していた場所は南三陸町であります。本書は震災直後から南三陸町に赴任して、写真や記事を送り続けた筆者による記録です。短い文章とそれに添った写真で構成され、悲しみの中から生きることへの力強いメッセージが感じ取られます。三年生も二年生も思いを新たに是非どうぞ。

出版社朝日新聞出版