今月の推薦図書

憲法が教えてくれたこと

みなさんは本を選ぶときどのようにしているでしょうか。インターネットの評判、口コミ、友人や知人からのお薦め、本屋でなんとなく、学校で薦められて、図書館で眺めているうちに、家の本棚、コマーシャルなど色々かと思います。私も色々ですが、今回の推薦本は、新聞の記事で高校生がおもしろいと感想を書いていた本を手にしてみました。それが伊藤信さんの『憲法が教えてくれたこと』(幻冬舎ルネッサンス)です。内容は、日本国憲法を主人公である女子高校生が、普通の学校生活の中での様子から、憲法とのやさしい関わり方を説いたものです。といっても結論を強制しているわけではなく、読者自身が考えるように構成されているのがキーポイントです。そこで私も、これから国会では18歳から選挙権を与えようという法律改正などの議論も近々あるところから、新学期にまず日本で生きる若者であるみなさんに、お薦めしようと思った次第です。本のカバーには「高校駅伝の女子部員が憲法と出会い、仲間と全国出場を目指す物語」とあります。

推薦者 理事長・校長 西村清先生

 

出版社幻冬舎