今月の推薦図書

般ニャ心経

今月のおすすめ本は2冊あります。まず1冊目は、「般ニャ心経」加藤朝胤著(リベラル社)です。“観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五”(かんじざいぼさつぎょうしんはんにゃはらみつたじしょうけんご) これ、皆さんは何だかわかりますか?「あ、法事とかで聞いたことのなるお経だ!」とピンとくる人も多いでしょう。意味は分からなくても、聞き覚えのある音で、わずか262文字のこのお経は「般若心経(はんにゃしんぎょう)」といいます。最近は仕事帰りや休日にお寺に立ち寄って、これをペンや筆で書き写すことで心を癒したりする人が増えているとか。今回お薦めするこの本は、高校生の皆さんにもわかりやすく、般若心経に書かれている「より楽な気持ちで生きていく法」を本当に優しく読み解いてくれています。しかも、ページをめくるごとに可愛い猫が「ねえ、君。楽に行こうよ」と言わんばかりのポーズの写真が載っています。猫派ではなくてもつい見入ってしまいますよ。皆さんにも読んでもらいたい、見てもらいたい一冊です。楽な気持ちで。

推薦者 図書部 中野 茂子先生

出版社リベラル社