今月の推薦図書

嫌われる勇気

○今月のおすすめ本は、岸見一郎、古賀史健著『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社)です。この本は哲学や心理学を学ぶための本です。全ての章が青年と哲人の会話によって貫かれているため、小説やエッセイのように感じるかもしれません。よって冒険活劇、恋愛ものではありませんから、取り掛かりにくいことは承知して下さい。しかし考えかたのヒントや、古今東西の青年の悩みに共感するところと、それを諭す哲学者(つまり哲人)とのやり取りに次第に希望が湧くものと私は思います。地上波では同名の番組が放映されています。本の内容が難しいと感じる方はそちらをご覧いただいた後の方が内容を把握しやすいかもしれません。

推薦者 理事長・校長 西村 清先生

出版社ダイヤモンド社