理事長コラム

2014年 年頭挨拶

 新年あけましておめでとうございます。
 年末年始には皆さまから、さまざまな形でのご挨拶を頂戴し、改めてお礼申し上げる次第です。

 さて本年は一昨年90周年を迎えた本校が、いよいよ大島校長の言われる学校品格の向上をもとに、100周年に向け大きく踏み出す年であり年度となることと思います。

 樹立後一年を経過した安部政権は、東アジアの安定については苦しみながら、第一の目標である経済の復旧は着々と実績を残し始め、震災復興、東京電力福島発電所の問題にも着実に成果を見せる段取りを採りつつあります。 これから消費税の増税は国民に均しくかかわる問題ですが、7年後には東京オリンピック開催と大変大きな希望を掲げることができた一年間となりました。
 教育界では教育再生会議や、文部科学省が学力テスト、高校無償化の手直し、高大接続の問題に議論がやかましくなりました。毎回申し上げますが、教育は普遍と言いながら時の政権には左右される要素があるのも事実です。こんなとき私学は創立者の建学の精神に立ち返り、現状の中での具現化について考察することは経営上、学事上の大きなヒントとなります。

  大島校長体制は、四月からは二年目となります。まずは在校生の基本生活、学習態度の向上という基本の徹底から、さらに学事品質、学校品格の向上に全学あげて取り組む時節となって、新入生を迎えるわけです。26年度入試については、黎明が求める、そして黎明教育に志をしっかりとる生徒達を一人でも多く、入学されるよう期待しております。
  トップである理事長、リーダーである校長以下の管理職、そして何よりも大事な職場のプロである教職員の皆様の団結こそが、厳しい時代を勝ち抜く地域密着貢献型私学の基礎であります。トップダウンとボトムアップの融合があってこそ、明るい生徒たちへの希望ある学園・学校づくりと思います。 ベテラン・中堅・若手教職員の融合に期待をいたします。

 本年も皆様にとって素晴らしい一年となりますようお祈りいたします。
 強くてしなやかで、進歩する黎明高校。よろしくお願いします。