理事長コラム

年頭所感

明けましておめでとうございます。
千葉黎明学園・高等学校は、1月8日の始業式をもって三学期を無事にスタートいたしました。 お陰様にて全校生徒832名(学側定員828名に対して100.5%)と千葉県地方都市である八街市(人口七万人)にて少子化の中、創立92周年の伝統校として揺るぎない立場を築きあげて参りました。これも偏に中学校や保護者の皆様、大学、専門学校など上級学校のご関係者、企業団体、同窓生、進学塾そして市民の皆様と学校関係者すべてのお力添えの賜物と深く感謝申し上げます。

そしてこれからの黎明高校は、更に地域密着貢献型の私立学校として発展を期待されていると考えております。その中で、新年にあたり以下の三点を皆様にご波瀝しながら、新たに決意といたします。

①総合的な学力向上が急務であり、そのための教職員の充実が第一であります。また学事日程の旧来にとらわれない、現状と将来に向けての改善や、最大授業時間の確保をもって、生徒の学習の更なる発展と実力の吸収に努めます。

②普通科、生産ビジネス科、特進コースなどのあるべき姿や、男女別学などの学習研究、進学校化への飛躍的向上のための協力体制を構築の上で、創立95周年までには、その姿を校内外にお示しして、施設の充実とともに、100周年には理想の姿の具現化を考えます。

③学園としては、財務体質の強化が第一です。2020年の東京オリンピックまでに、体育会や部活動の集中と 選択、さらに同年に大幅変更となる新大学入試体制に対する進路進学指導の確立を最重要課題として、その対応を急務といたします。

千葉黎明高校は、「強くて、しなやか、進歩する学校」です。年末には、千葉県教育対象特別賞を受賞いたしました。「地域密着型私立高等学校の挑戦 絆から結びへ」がテーマです。地元に根付いた幼小中高連携教育、そして三年連続で行った被災地訪問を含む修学旅行を中心とする防災教育が高く評価されたと伺いました。ユネスコスクールは、千葉県私学で5番目の認定でしたが、この教育大賞での私立高校の受賞は、初めてであります。また、本年四月からは、昨年「黎明の日々(千葉日報社)」を出版した、元校長の天野特別顧問が、千葉大学で講師となり、キャリア教育を担任いただくことが内定いたしました。
本年もよろしくご指導頂きますよう、お願い申し上げます。

以上