理事長コラム

令和3年度 第97回卒業証書授与式式辞

本日は卒業生、教職員、保護者、学園関係者のご苦労も結実してご卒業心からお祝い申し上げます。さて卒業を前にした二日間に登校した3年生には急を告げるロシアによるウクライナ侵攻について三点申し上げました。
1.力による現状の変更は許されるべきではないが、現実に起こることを認識しなければならない。
2.現代においては、石炭、石油、天然ガス、ウラニウム、ゴムなど地球資源を巡って大国の医師による戦争がおこることはSDGSの観点からも許されるものではないと考える。
3.隣国に武器をもって侵入し、民間人を犠牲にするのは全く人道的でなく、こういう観点を自分の頭で考え行動する大人になることを期待します。

さて、この三年間は台風被害、コロナ禍が連続しましたが、黎明高校が掲げるテーマである「師弟同行」のなかで、チーム黎明として各々の進路を決めていただきました。さらに毎日の健康や勉学、部活動には保護者、関係団体が一体となった「文武両道」を実践、黎明ファミリーとして「地域から全国へ、そして世界へ」と羽ばたいた生徒も例年以上におりました事、共に喜びたく存じます。
今後は18歳主権者、大人として高校での基本問題の繰り返し、大学での応用問題の研究、社会での実用問題の解決をもって豊かな人生になってほしいと思います。

入学の「絆」を卒業の「結」につないだ皆さんが、次のステップでも健康で平和であることを第一に尊ぶことを期待します。

本日は改めておめでとうございます。