今月の推薦図書

クロカネの道

今月のおすすめ本は『クロカネの道 鉄道の父・井上勝江上剛 著(PHP研究所)です。明治以降の近代化は紡績や医療、教育などなど革命的に西欧化が進みます。そのなかでも流通運搬や物流は文化も運ぶものであり、情報化を促進したものでもあります。みなさんが毎日使う総武本線や成田線。これも横浜-新橋を最初に開通した鉄道の成功が、千葉県内にも普及しました。本校 創立者 西村 繁先生の父、西村千秋さんは早稲田大学を卒業したあと、現在の総武本線となる総武鉄道会社に最も多くの資本を提供して鉄道事業を推進したことや、東武鉄道(船橋から柏、野田方面)の役員としても活躍しました。JRが発足30周年、近い将来 リニアモーターカーが一時間弱で東京-大阪を結ぶ日も夢ではなくなってきました。さらなる日本のインフラ整備の基本となった、近代日本を創った明治時代に目を向けるのも良いかと思います。

推薦者 理事長・校長 西村 清先生

 

出版社PHP研究所