理事長コラム

防災避難訓練講話

今日は、八街市消防署のご協力により、防災避難訓練を無事に終了することができました。
しかし、これはあくまでも訓練です。自然災害などは、いつどこで起こるか予想のつきにくいことは、東日本大震災の例を見るまでもなく、想像できることです。

高校では、勉強においても、基礎基本、あるいは基本動作の繰り返しであり、それは上級学校での応用問題への大きな準備でもあります。この防災避難訓練は、そういう意味では、基礎基本、そして想定内の問題を予定通り行ったことに過ぎません。

救助には、①自助②共助③公助の3つがあるとされます。
①自分で助かり助ける②協力して助かり助ける③公的な力や工夫を持って助かり助ける、と言うことです。

災害は在校している時に、起こるばかりではありません。あなたが人を助ける。あるいは、助けてもらう。避難所に運ばれる。避難所で手助けをする。将来、消防や警察の仕事をする。家庭や職場で防災や救難を行うなど、今日の基礎基本訓練が、未来につながっていくことを覚えて下さい。

黎明高校では
・1学期に本日の防災避難訓練
・2学期に被災地訪問を含む修学旅行での防災教育
・3学期に佐倉警察とともに、教職員・生徒の代表が宿泊する防災訓練
を行います。このように防災について学ぶ機会を用意していますので、しっかりと学んで下さい。 

さて、最後に想定外の想定を行います。
今、夕方の六時だと仮定します。外気温は10度、肌寒い季節です。
避難後、すぐに帰宅することができません。少しずつ不安の声があがり始めます。
そう、皆さんで元気づけ、勇気づけ合わなければなりません。
さあ、全員で歌える歌、そう校歌を歌いましょう。
今日は、いつも練習後に校歌を歌っているサッカー部。
主将と、サッカー部二年生、三年生、どうぞ前へ。 

― 千葉黎明高等学校 校歌 ―

1.北総の 木々の緑に 先人の 息吹きはかよう
いざ友よ 共に学んで 新しい 時代を目指そう
いまここに 夜明けのとき その名 千葉黎明 黎明高校

ありがとうございました。

以上