今月の推薦図書

哀しき半島国家 韓国の結末

今月の推薦本は宮家邦彦著『哀しき半島国家 韓国の結末』(PHP新書)です。著者の宮家さんは、元外務省官僚で現在はキャノングローバル戦略研究所主幹として、マスコミなどでも活躍中です。 今般隣国韓国では大統領の弾劾から交代に至る混乱が続いています。この本を読んで朝鮮半島の歴史を知り、かつ東アジアの安定を考えるとき、定説ではない評論に違和感を覚えるかもしれません。しかし18歳からの選挙権や高校生の政治活動など、皆さんをとりまく状況は日々変化しています。今はもう、国際間のことは知らない、政治のことは勉強もしないというわけにはいかなくなったと言えるでしょう。正しい情報とはなにか、国々の判断や施策はなにかを考えることは大変むずかしいことかもしれません。今回はこういう見方、考え方もあるのだなと感じていただければよいと思い、お勧め本としました。米国大統領選、プーチン来日、シリア内戦など日本を取り巻く状況に高校生らしい視点を向けてみてはいかがでしょうか?

推薦者 理事長・校長 西村 清先生

出版社PHP新書