今月の推薦図書
君の膵臓をたべたい
今月のおすすめ本は『君の膵臓をたべたい』住野よる 著(双葉社)です。 この本は、7月28日に実写映画化が決まっており、書店に並んでいるのを目にしたことのある方も多いのではないかと思います。誰もがこの本を目にしたときに、まずタイトルに興味を惹かれるのではないかと思います。 ある日、主人公である高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトの山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。偶然にも彼女の秘密(膵臓の重い病気で余命が僅かである)を知ることとなる。ただのクラスメイトから2人の仲は急速に深まりながら成長していく姿が描かれています。刺激的なタイトルからは想像もできない物語の美しさに感動すると思います。 最後にこの本を読み終えて、誰もが想像できない結末と不可解なタイトルに込められた想いに気付いたときに、きっとみなさんの心を打つ作品だと思います。今感動する本が読みたいと思っている方、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
推薦者 5月担当:杉本 一輝先生
出版社 | 双葉社 |
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